父の末期胆のうがん闘病記

72歳になる父の末期胆のうがんの闘病記です。 現在、食事療法を中心とした代替療法を行っています。

今までを振り返って、こうしておけばと思うこともあります。
ひとつは元気なうちに漢方を始めていれば、もう少し結果も違ってきたのかなと思いました。
もうひとつはもう少し早めにセカンドオピニオンをしていれば、肝臓が悪くなる前に処置が出来たのではないかという事です。
母がもう少し早くセカンドオピニオンに来ていれば結果も違っていたのかと、東京医大の先生に聞いたところ、否定せずにただ言葉を詰まらせていたと言っていました。
がんとの闘いは時間との闘いでもあると感じました。
父は残念な結果に終りましたが、がんも人それぞれで克服できる結果もあると信じます。

本日18時30分に父は旅立ちました。
転院して手術は上手くいったのですが、胆管のつまりによる肝臓のダメージが予想より悪く、ステントの入れ直しが出来ない状態でした。
治療も打ち止めとなり東京医大を退院して地元の病院に帰ってきました。
それでも入れ直したチューブで肝臓の持ち直しを期待していたのですが、父は自分で鼻から出ていたチューブを抜いてしまいました。
チューブを抜かないよう、手を縛っていたらしくそれがとても嫌だったようです。
家族で手を縛らないようお願いしたのですが、夜中にまた縛られそうになったため、怒って抜いてしまったとの事です。
それで万事休すとなってしまいました。
自分でチューブを抜いてから二週間くらいは元気にしていたのですが、本日体調が急変して、そのまま息を引き取りました。

携帯に見知らぬ番号で電話がかかってきました。
番号を調べると東京医大からで、電話にでるとお医者さんからの電話でした。
話を聞くと、父は本日胆管チューブ留置の手術を行い、術後の麻酔がきれた後に、少し錯乱していたとの事でした。
どうやら口で点滴を抜こうとしていたらしく、危ないのでベットに抑制してもよいかとの電話でした。
(母にもかけたけど、出なかったとの事で自分にかかってきました。)
話を聞くと手術自体成功で、まず胆管から胃を通じて鼻から胆汁を出すチューブで胆管を綺麗にし、綺麗になった後に改めてチューブを取ってステントを入れるとの事でした。
それを抜かれると危険との事なので、抑制自体には同意しました。
胆管も汚れていたらしく、今回の治療できちんと胆汁が流れるようになればよいなと思います。

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